紀淡連絡道路とは

紀淡連絡道路の概要

紀淡連絡道路イメージ(洲本市由良から和歌山市加太を望む)

紀淡連絡道路は、紀淡海峡(約11km)を横断し、和歌山市と洲本市を結ぶ全長約40kmの幹線道路で、紀淡海峡には明石海峡大橋(中央支間長1,991m)を上回る世界最大級の吊り橋となる紀淡海峡大橋(中央支間長2,100m~2,500m)が架けられます。

紀淡連絡道路は、令和5年7月に新たに閣議決定された国土形成計画(全国計画)においても、長期的視点から取り組むとされています。

紀淡連絡道路の計画ルート

区間 和歌山県和歌山市~兵庫県洲本市(淡路島)
延長 約40km(うち海峡部約11km)
最大水深 約150m
海峡幅 約11,000m
  • 加太瀬戸(和歌山市加太~地ノ島) 約800m
  • 中ノ瀬戸(地ノ島~沖ノ島) 約500m
  • 由良瀬戸(沖ノ島~洲本市由良) 約4,700m
紀淡連絡道路 計画ルート

今日までの経緯

昭和40年 8月 「ワイズマンレポート(国連調査団報告書)」において、第二東西道路構想が提案される。
昭和44年 4月 「新全国総合開発計画」において、東海南海連絡道路として位置付けられる。
昭和62年 6月 「第4次全国総合開発計画」において、大阪湾環状交通体系として位置付けられる。
平成 3年度 大阪湾環状道路の一環としての紀淡連絡道路の調査開始(建設省)
平成 4年 7月 紀淡連絡道路の実現に向け、周辺市町村で構成する「紀淡海峡連絡ルート実現期成同盟会」設立。
平成 5年 5月 「第11次道路整備5箇年計画」において、大阪湾環状道路の事業の具体化が明示される。
平成 5年 6月 「紀淡海峡連絡ルート実現期成同盟会」を「紀淡連絡道路実現期成同盟会」に名称変更。
平成 5年度 建設省、和歌山県、兵庫県による紀淡連絡道路の現地調査開始。
平成10年 3月 「新・全国総合開発計画―21世紀の国土のグランドデザイン」において、初めて「紀淡連絡道路」の固有名詞が使われ、構想を進めると明記される。
平成10年 5月 「新道路整備5箇年計画」において、「紀淡連絡道路」の構想を進めると明記される。
平成11年 「第5次四国地方開発促進計画」において構想を進めると記述される。
平成12年 「第5次近畿圏基本整備計画」において構想を進めると記述される。
平成20年 「国土形成計画(全国計画)」において長期的視点で取り組むと記述される。
平成27年 改定された「国土形成計画(全国計画)」においても、"湾口部、海峡部等を連絡するプロジェクトについては、長期的視点から取り組む" と引き続き、記述される。
令和5年 改定された「国土形成計画(全国計画)」においても、”湾口部、海峡部等を連絡するプロジェクトについては、地域活力の創出、リダンダンシーの確保等も含め、国土全体にわたる連結強化の重要性も踏まえつつ、民間活力の活用も視野に、長期的視点から取り組む”と引き続き、記述される。
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